2010年6月9日(水):コケもかくやのエゾリンドウ
午前中は気温高めの曇り。
陽が射すかと思われたが、結局そうはならず夕方には小雨になってしまった。
最低気温は上標津の6.7℃最高気温は空港の18.6℃。
ジミに風も強かったなあ。
写真は、昨年秋に播種したエゾリンドウの発芽状況(大きさは1~2mm)。
通常は上のような感じであるのだが、密集した場所ではコケのように出ております(^^;スゲ-
というわけで、
とにかくたくさん出ているので、一緒にエゾリンドウについて取り組んでいる農業高校さんに発芽したものを少々(といってもすごい数だが)持ち帰っていただき、研究のために使っていただくことになった。
これだけたくさんあっても放っておくと大半が消えてしまうので、そのあたりをなんとかできるようになればかなり違うはず、である。
それと、
今日の電脳工作関係の成果(の一部)。
↓明治44年の地図(開拓前からあった道が見える)
ちょうど市街地の部分なので抜き出してみたのがこちら(クリックすると大きくなります)。
そして、
号線を対応させた現在の地図がこちら(クリックすると大きくなります)
赤:開拓前からの道
黄:殖民軌道
青:国鉄標津線
重ね合わせてみたのがこちら(クリックすると大きくなります)
こう見ると、いろいろ面白いことがわかってくる。
例えば開拓前の道だけ見ても、
神社近くにあるオオバナノエンレイソウの群生地がある林、現在の警察署のド真ん中、中標津小学校のグラウンド隅っこ(バックネットのあたり)、明治乳業さんの所有地(現在山林で埋蔵文化財包蔵地にもなっている)、そして運動公園のスケートリンク付近は、100年以上前からの道が通っていた場所だった!。
などなど、
ほかにも色々あるのだが、とにかく中標津小学校のあたりには(時代は違えど)、やたら交通関係が集まっていることが分った。
ナゼ?かと改めて100年前の地図を見てみると、そのあたりは河岸段丘の下であるものの、比較的乾いた土地であったことが見て取れる。
やはり人間使いやすい土地から使うはずだわなあ、と妙に納得したのであった。