午前中、昆虫の標本づくりに精をだしていたところに友人からTELが入る。
「○○○が昨日コウモリを保護したっていうんだけど」とのこと。
※上の○に入る人も友人。
とりあえず根室の近藤学芸員に相談してみたところ、「尾膜と耳の写真、前腕長のデータがほしい」とのことなので、自宅に引き取ってきて写真を撮る。
自分としては写真を撮るときに触りながら
「カグヤコウモリみたいだけど・・・何か違うよなぁ、何だろ?」
「尾膜の裏にこんなに毛があるのってコテングコウモリだけど、あれはもっと毛が多いし顔つきも違うよなぁ」
「こんなに小さくて丸い耳のって今までいたっけ?」
などと思っていた。
途中、もしかすると「町内未確認種のホオヒゲコウモリなのかも!?」と思い、尾膜の血管の走り具合を調べてみるが、違うようである。
うーん、何だかスッキリしないなぁ・・・。
郷土館のHPに載せている
他のコウモリの写真と較べてみたが・・・、おかしい、どれでもない。
とりあえず根室に数枚の写真をメールで送り、職場に赴きノギスで前腕長を計ってその数値をメールする。
と、
しばらくして根室から電話がかかってきた。
第一声「キタクビワだわ。中標津で初確認の」ということであった。
なるほど、どうりでいくら他の写真と比べても違うはずだ。
と、いうことで、
来週近藤学芸員が中標津に来るまで、このコウモリは冷蔵庫で急遽冬眠してもらうことに相成ったわけである。
ちなみにこのコウモリ。
環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧IB類(EN)になっている。
首の周りが「首輪」状になっているのがわかる。
顔のアップ。