終日曇り。
まあ、雨が降らないだけマシである。
最低気温は上標津での9.2℃、最高気温も同所で16℃。
中標津市街では13.7℃で「5月中旬並み」となっていた。
昨日は「5月上旬」であったので、少しはよくなってきたか、な?。
写真は、山間部で見かけたヒグマのフン。
そこそこ新しいもので、直径は15㎝くらいだったろうか。
今回の現地調査はさらにこの奥地なのであった^^;
その後、藪を漕ぎながらの調査はとどこおりなく終了したのだが、近くを流れている川の方に行ってみると、先だっての集中豪雨による生々しい爪痕が!
こちらは調査範囲内にあった重機による爪痕。
地層を見るために削ったものだろう。とてもよくわかる。
今日行った付近は、火山灰層の下に砂利層がある。
その砂利層のすぐ上、写真では下から4分の1くらいの高さにグレーの薄い層が見えるが、これはMa-j(摩周火山灰のJ層)という名前がついており、7000年程前のもの、ということが分かっている。
つまり、この層より上は7000年より若い時代で、当然その下は7000年より古い時代ということになるのだが、中標津で見つかっている最古の土器で6000年ほど前である。
ということは、このMa-jより上の層でしかヒトの痕跡は見つかっていないわけである。
今日は、事業の組み立て(しばし悩む)、収蔵庫と郷土館にて作業、埋蔵文化財保護にかかる所在確認調査で&報告書作成、問い合わせ対応、行政事務など。