金曜日、「植物を知ろう会」の世話人であるAさんから、新規確認種であろう2種の植物について情報をいただいたので行ってみることにした。
ひとつは開陽地区の道路沿いにあるというキク科の植物。
行ってみると紫色の花がかたまって咲いていたのですぐ発見。
Aさんに「種名は見当がついているのだけど、ちょっと見てみて」と言われていたのでしばらく観察する。
一見ユウゼンギクやノコンギクに似ているが、色もちょっと違う。
触ってみると茎に毛があって粘るような感じがするし、それに心臓形の葉が基部で茎を抱いている。総苞片はずい分反り返っている。
ちょうど図鑑を持っていったので探してみる・・・。
ネバリノギクと判明した。確かに新規確認だ。
次に「市街地にハチジョウイタドリがある」とのことだったので行ってみた。
「しかし、あんな大きなものが町の中心部にあるのかなぁ?」と思いつつ探してみたのだが、他のタデ科のものはあるもののハチジョウイタドリは見当たらない。
しばらくウロウロしていたが、どうにも不審者丸出しなのでAさんに電話してもう一度詳しく聞いてみた。が、やっぱり見当たらない。
「ん~、車で通り過ぎた時に見かけただけだからなぁ、間違えたかなぁ・・・今そっちに行くよ」とのこと。
で、Aさん到着後、一緒に見てみると件の植物は残念ながらハチジョウイタドリではなかった。
しかし、離れて見てみると破れた葉がハチジョウイタドリとよく似ている。
「あ、これは違うね。ゴメンゴメン。ところですぐ近くにも変なヨモギがあるんだけど」とのことなので場所を変える。
そのヨモギはすぐ近くに空き地に数株あったのだが、エゾヨモギに比べて葉が細長くて色が薄い、更に穂のつき方が横に広がるようになっている。
「いつも調べよう調べようと思っているうちに何年も経っちゃって、これと空港裏のヨモギの2つがわからないんだよね」とのこと。
確かに自分の手持ちの図鑑でもわからなかった。
そのうち決着をつけなければなぁ。
と、だいたい話が終わって、さぁ帰ろうかという時、二人同時に「え、何コレ?」、「あれ、何だろ?」と黄色い花に気がついた。
見ると根本から倒れているのだが、花はそれぞれが立ち上がるように咲いている。
花はとマメ科の形だ。
Aさんは「これの白いやつは標津川沿いで見ているけど、黄色いのは初めて見た」という。
図鑑で確認してみると・・・シナガワハギと判明した。これも新規確認だ。
結局今日で2種の新規確認ができたのであった。
あらら、気がつけばずい分長い文章だこと。