2014年9月27日(土):秋草や兵ものどもが夢の跡[中標津町郷土館]
今日の天気は晴れ時々曇り。
最低気温は空港での2.0℃で「10月中旬並」、最高気温は中標津、空港での18.3℃で「9月下旬並」。
↓丸山公園、橋の欄干からみるとまだ木々が青々していますが

↓園内を散策するとすっかり落ち葉がたまり、まるで歩くたびに絵画の一コマ一コマを見ているようなそんな感じになります。

↓そして、ベニテングタケなどのきのこがおがり、

(写真、H・M氏提供)
↓木々ではトチノキなどの木の実が実り、

(写真、H・M氏提供)
↓それらをエゾリスが食す。

すでに秋なんですが改めて秋を実感するこの頃です。
さて、本日は、当幌川遺跡の発掘調査を終えた千葉大学一行の見送りと宿舎である若竹の里の引き継ぎ事務や調査区の現地確認などあれやこれやと午前中いっぱいY&Mは休日出勤しておりました。
調査を終えた当幌川遺跡の竪穴住居跡
↓手前がH-18号、奥がH-16号

↓左H-9号と右、H-10号の竪穴住居跡の新旧関係を確認するべく
設定したトレンチは埋め戻され、黒く帯状になっております。

↓H-3号住居跡
最後の最後に千葉大一行を悩ませることになったいわくつきの住居跡。
こちらも埋め戻されております。

↓調査中の様子

↓H-28号
昭和30年代に札幌南高郷土研究部で発掘調査した箇所を再度トレンチを入れて確認しました。
埋め戻され、黒い土が十字に広がっているところが調査区でした。

~遺跡遠景~
写真では確認しづらいですが、竪穴住居跡がこの台地上に18基あります。
↓調査中の様子

↓現在の様子

まさに、「秋草や兵ものどもが夢の跡」 といった感じですね。
(※松尾芭蕉の俳句を改変、原文とは意味が異なりますことをご了承くださいますようよろしくお願いします。)
昨日で、今年最後のラジオ出演となるFMはな(中標津地域コミュニティFM)『ナカシベツヒストリー』を無事に終えることができました。お聞き苦しところもあったことだと思いますが番組をお聞きになって頂いたみなさん、誠にありがとうございました!
また、機会がありましたらよろしくお願いします!!
本日のブログは学芸員のMでした。