10月19日(木):殖民軌道跡中春別線跡へ その1
前々から気になっていた、協和地区に残る殖民軌道中春別線跡へ午後から行ってきた。
この路線、昭和10~20年頃に中春別~上春別を結んでいたもので、そのほとんどは別海町内にある。
しかし一部は中標津町内の南端に存在し、停留所も町内では2箇所あったのである。
※青線が春別線で赤線が歩いたところ。
残念ながら現在はほとんどが牧草地になっているのだが、廃止後60年以上経過した今でも2箇所の線路跡はしっかり残っていた。
まず、小野沼公園に近い方の①。
格子状防風林の中にしかないのでその距離は短いが、少々手入れすれば車さえも通れそうな広さである。
実は、最初にヤチボウズのたくさんある湿地帯から見ていったのだが、それらしいものはいくつかあるものの、どれも途切れていたので、「小規模だから消えてしまったか」、と思ったのだ。
やむなく牧草地の方から探したら・・・、拍子抜けするほどあっさり見つけることができたわけだが、「春別線はガソリンカーではなく、馬鉄しか通っていないから、おそらく小規模だろう」というイメージがあったので、とにかくその立派さに驚いた。
さらに、防風林を抜けた先には、すでに枯れてはいたものの町花エゾリンドウの大群生地を発見する。
もしかしたら、自分が今まで目にしたものの中で一番広い場所かもしれない。
もう一箇所の②は明日以降に続く・・・。