今年の自然関係での話しをいくつかご紹介。
哺乳類
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キタクビワコウモリ初確認
※これまで調査しても一向に捕獲できなかったのだが、たまたま空港ビル内に迷い込んだものが保護され、2年越しでの対面となった。
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テレメ調査の実施
※中標津では初めての調査。
コウモリに発信機をつけてねぐらを特定するものなのだが、真夏の暑~い日にカッパ上下を着、受信機その他装備一式をを背負って森の中を歩くこと2時間。
ようやくねぐらとして使っている1本の木見つけることができた。
両生類・爬虫類
・特に新たな発見はなかったが、特別展として「
大爬虫類・昆虫展」を実施。
約1,000人の見学者があった。
鳥類
・どういうわけで中標津に寄ったのかは不明だが、初確認が2種。
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アカガシラサギ(残念ながら後日死亡)
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ハイイロチュウヒ(残念ながら死体で初対面)
そして、
鉛中毒で保護されていたオジロワシが環境省の治療により回復し放鳥される、ということもあった。
植物
今年も町内でたくさんの新たな出会いがあった。
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オクエゾサイシン
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ギンリョウソウ
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オオバタチツボスミレ
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ヒメザゼンソウ
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ナンバンハコベ
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ギンリョウソウモドキ
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ホソバウンラン
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ツキヌキオグルマ
・そして数種の高山植物
そして来年の“宿題”もいくつか残る。
昆虫
トラップを本格的に仕掛けての調査。
カミキリ、ハムシ、ゾウムシ、カメムシ、オサムシ、その他雑虫にまで調査対象を広げたところ新規確認が相次ぎ60種近く増えることになった。
いよいよ今年も終わりとなりました。
皆様よいお年をお迎えください。